日本自動車工業会は、2003年度に実施した乗用車市場動向調査結果をまとめて発表した。それによると新車の購入価格が大幅にダウンしている実態が浮き彫りになった。
調査は、需要構造を明らかにし、需要の質的変化の見通しに役立てるため、全国の世帯に対して隔年にアンケート調査を行っている。
この結果、新車の平均購入価格は前回の215万2000円から、今回は200万1000円にまで低下、ユーザーの低価格志向が鮮明となった。前保有車の保有期間は前回の6.2年から6.5年に増加した。景気低迷とデフレで、代替え先送りと購入価格がダウンしている模様だ。
今後の買い替え理由では「自動車税が軽減されたら」や「非常に低燃費のクルマが発売されたら」、「価格が非常に安いクルマが発売されたら」など、負担額や価格の影響が強かった。
カーナビ、ETCの認知度は、96%、94%と高く浸透はしている。