ソニー『XYZ』(ジィーゼット)を目前にしたとき、すぐに気がつくのは「画面が非常に細かい」、そして「すごく明るい」ということだ。だが、採用されているディスプレイは6.5型VGAで、最近のカーナビとしては小さめと言わざるをえない。
これについて開発を担当したソニー・eビークルカンパニーの佐々木匠プロダクトプランニングマネージャーは「コストの問題というより、手に持ったときに小さく感じるサイズを優先した」と、このサイズに落ち着いた経緯を語る。
「画面が小さいのは多機種に比べてハンデがあると感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、地図の上に乗るフォントを“力強い表示だ”と感じるものを採用しています。このため、見栄えという面では大画面のものと比べても遜色ありません」と説明する。
実際、扱ってみても見栄えには問題を感じない。それどころか新フォントの採用によって従来のカーナビよりも見やすいようにも思える。