2日、新型コンパクトカー報道発表会の席上で佐藤勝彦フォード・ジャパン・リミテッド代表取締役社長は「純粋なインポートカーだけで、ラインナップを確立することができました」と語った。
「フォードは1999年よりインポートカーブランド戦略を変革を進めてまいりました。その中でマツダ車の兄弟車ではなく、純粋な輸入車を販売していくというテーマがありました。そしてフィエスタの誕生で、ついに純粋なインポートカーだけで、ラインナップを確立することができました」
「フィエスタは、このブランド変革にさらにドライブをかけることができるモデルだと思います」とコメント。
さらに「フォードというとアメリカ車のイメージが強かったのですが、これからは乗用車タイプのクルマはヨーロッパフォードからの輸入車とし、SUVやマスタングのようなスペシャリティモデルはアメリカから輸入することとしました」と続けた。
今後はセダンやコンパクトカーはヨーロッパフォードから、趣味性の高いモデルはアメリカフォードからと明確にすみ分けすることで、フォードのインポートカーブランドの早期確立を目指すようだ。
マツダからのOEMを打ち切り、セダンに対しては日本で評価の高い欧州車に絞り込むという戦略は、消費者にとってフォードブランドが分かりやすくなるに違いない。