「フラッグシップ」モデルとは各社を代表する重要なモデルだ。中古車買い取り・販売のガリバーでは「リセールバリュー」(現在の中古車買い取り価格÷新車時価格=残価率)の概念で各社のフラッグシップモデルを選定した。今年最初(新車登録3年後)の車検となり、最近中古車として増えてきた2001年式の中古車のリセールバリューを各メーカー毎に算出した。リセールバリューとはクルマの人気度を数値化したもので、これは「ユーザーが決めるフラッグシップカー」と言い換える事が出来る、と調査したガリバー自動車流通研究所。中古車の人気は需要と供給のバランスで決まる。すなわち中古車として需要が高く、市場の流通量が少ない(新車販売台数の少ない)クルマの人気が高い。フラッグシップといえる中古車は何かと考えると、最近の傾向からミニバンやコンパクトカーを想像できるが、調査結果では、各メーカーの中古車フラッグシップカーといえるクルマは、SUVやクーペが多くを占めた。とくに日産『スカイラインGT-R』やマツダ『RX-7』などのクーペは、排ガス規制などの問題から2002年に製造が中止されており、その希少性が中古車人気として高い理由となっているようだ。メーカー別中古車フラッグシップ●トヨタ『ランドクルーザー・シグナス』リセールバリュー:73−79%●日産『スカイラインGT-R・VスペックII』リセールバリュー:74−79%●ホンダ『シビック・タイプR』リセールバリュー:73−77%●三菱『デリカ・スペースギア・シャモニー』リセールバリュー:64−68%●マツダ『RX-7タイプRS』リセールバリュー:64−69%●スバル『フォレスターS/tb-STI-II』リセールバリュー:61−65%●スズキ『ジムニーXL』リセールバリュー:52−60%●ダイハツ『テリオスキッドエアロダウンカスタムX』リセールバリュー:60−67%