【ASV報告会】夢物語ではなく、現実

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ASV(Advanced Safety Vehicle)プロジェクトは、旧運輸省が中心となって1991年から研究・開発が始まった。1995年に第1期、2000年に第2期が終了し、現在は第3期の中盤といったところだ。

2000年の第2期までに開発が終了していた技術については、市販車への反映がすでにスタートしている。

ステアリング操作に従い、カーブでも常に進行方向を照らすAFS(配光可変型前照灯システム)はもちろん、ホンダ『インスパイア』などに搭載されて話題となったプリクラッシュセーフティもASV技術のひとつだ。数年前は「すごい!」と思った技術も、今ではごく当たり前になった。

第2期終了間際には、各メーカーが開発中の技術を満載したデモカー(ASV-2)が作られ、様々な技術展示会でも「これが未来の安全技術だ」とアピールしていたが、第3期のテーマは「これをいかにして普及させていくか」というところに主眼が置かれている。

今回の中間発表会においても、会場内に展示されていたのは華やかなデモカーではなく、誰もが普通に入手できるクルマばかり。

夢が現実になったところで、今後大きな議論を呼びそうなのは「機械がどこまで人間のミスをカバーしてよいのか」という問題だ。システムに過信しすぎて、運転がおろそかになってしまっては意味が無い。

メーカーの技術者は「この線引きをどこにするのか決断するのは非常に勇気がいる」と語る。そして第3期終了までの議論の中心となるのが、正にこの「線引き」の部分だ。
《石田真一》

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