ビッグ3はドイツやスウェーデン車より信頼できる?

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米『コンシューマーレポート』誌が行った調査によると、アメリカ人のクルマに対する信頼性の意識は、アメリカ車に対するものがほとんどのヨーロッパ車を上回っている、という。

毎年行われる調査だが、このようにアメ車がヨーロッパ車の上位につけたのは今回が初めて。調査は67万5000人からの回答結果をもとに発表されたもので、エンジン、電気系統などの問題点についてユーザーの意見を聞く、という形。

その結果、2003年モデルに関しては、ビッグ3のクルマは平均して100台あたり18の問題点が挙げられた。それに対し、メルセデスベンツ、BMW、アウディ、VW、その他欧州メーカー車の平均は100台あたり20の問題点。

ただし調査全体の2003年モデル平均では、100台あたり17の問題、とビッグ3、ヨーロッパのいずれの数値も下回る。これは日本車の結果が100台あたり12、と圧倒的に少なかったためだ。

消費者が挙げた問題点にはディーラーの対応も含まれている。ヨーロッパ車は、運転性能などはアメリカ車よりも評価が高かったが、故障した場合に修理に時間がかかる、ディーラーがユーザーのニーズを完全に満たしていない、などの不満点が挙げられた。

しかし調査が開始された1980年には、アメリカ車の問題点は100台あたり106、ヨーロッパ車は100台あたり53だったから、実に欧州車の倍近い数字だった。それが二十数年を経て逆転した、という意味合いは大きい。

ファンtoドライブの点ではヨーロピアンメーカーの人気は健在で、「次も同じクルマに乗りたい」という回答が多かったのは、MINI『クーパー』、ポルシェ『ボクスター』、ボルボ『XC90』、BMW『3シリーズ』、『Z4ロードスター』など。

総合的な信頼度がナンバーワンだったファミリーセダンはVW『パサート』とホンダ『アコード』、スモールセダンではフォード『フォーカス』、ミニバンではトヨタ『シエナ』とホンダ『オデッセイ』だった。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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