米ニュージャージー州の司法当局は、自動車の米国子会社、北米日産を相手取り、盗難車対策を怠ったとして消費者に賠償金を支払うよう求める訴訟を起こした。
訴えによると、日産の高級車『マキシマ』のヘッドライトが盗まれる事件が、過去2年間に、未遂も含めて756件発生。こうした事実を北米日産が2002年9月時点で把握していたにもかかわらず、盗難のリスクや防犯装置があることを購入者に知らせなかった、と同州では主張している。
盗難に遭った消費者は、1台あたり、約20万円の修理費用の支出を余儀なくされているという。