ひき逃げ市議、辞職せず……警察が送検

兵庫県警は3日、今年1月に同僚の議員をひき逃げし、軽傷を負わせた26歳の川西市会議員を同日までに業務上過失致傷容疑で書類送検したことを明らかにした。この議員は議会の辞職勧告決議を受け入れず、事故後もそのまま議員活動を続けている。

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兵庫県警は3日、今年1月に同僚の議員をひき逃げし、軽傷を負わせた26歳の川西市会議員を同日までに業務上過失致傷容疑で書類送検したことを明らかにした。

この議員は議会の辞職勧告決議を受け入れず、事故後もそのまま議員活動を続けている。

兵庫県警・川西署によると、問題の事故は今年1月5日に発生している。同日の午前8時50分ごろ、川西市中央町付近の市道を徒歩で横断しようとしていた66歳の同市・市会議員の女性が軽ワゴン車にはねられた。

軽ワゴン車はそのまま現場から逃走したため、通報を受けた警察ではひき逃げ事件として捜査を開始した。事故発生から15分後、被害者の女性と同じく、同市の市会議員である26歳の男が現場に戻り、居合わせた警官に「気が動転して逃げてしまった」とひき逃げ事故を起こしたことを自供したため、業務上過失傷害と道交法違反容疑で緊急逮捕した。

川西市議会では現職議員によるひき逃げを「市民の信頼を裏切る重大な行為」と位置付け、この議員に対しての辞職勧告決議を全会一致で可決している。しかし、この勧告に法的な拘束力がないことを理由に、事故を起こした議員は辞職せずに今も議員活動を続けている。

ひき逃げとはいえ、被害が軽微なこともあり、検察はこの議員に対して罰金などの略式命令を言い渡すとみられているが、その際に議員がどのような対応を取るのかが注目される。
《石田真一》

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