衝突事故の男性、数時間発見されず

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1日未明、福岡県宇美町で57歳の男性が運転かる軽自動車が道路脇にある外壁にぶつかり、小破しているのをパトロール中の警察官が発見した。男性は前夜から消息を絶っており、発見当時はすでに死亡していたという。警察では事故の原因を調べている。

福岡県警・粕屋署によると、同署・地域課の署員が事故を起こしたクルマを発見したのは1日の午前3時20分ごろだという。宇美町ゆりが丘付近の町道で、3差路を直進する形で壁に衝突している不審な軽自動車をパトロール中の警察官が発見した。

クルマはフロント部分が小破しており、運転席には男性がシートベルトを装着したままの状態で座っていた。警察官は男性に声を掛けたが反応はなく、発見当時には死亡していたことが収容先の病院で確認された。

後の調べでこの男性は2月29日の夜、家族に「近所に買い物へ行く」と言って出かけたまま消息を絶ち、1日未明に同署へ捜索願が出されていたことが判明している。

現場は山間部に造成されたニュータウンの一角にある交通量の少ない道路で、男性が事故をいつ起こしたのかについては全くわかっていない。

現場にはプレーキ痕が残されておらず、事故の原因については居眠り運転の可能性が高いが、何らかの疾患で突然死した可能性も少なからずあるため、遺体の司法解剖を行い、死因と死亡時間の特定を行う必要があるという。

《石田真一》

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