事故被害者を介抱の女性、後続車にはねられる

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1日早朝、滋賀県大津市内の県道で、道路を横断しようとしていた高齢者の男性がクルマにはねられ、さらにこの男性を介抱していた女性が後続車にはねられるという事故が起きた。

男性は2度はねられれて死亡、女性は意識不明の重体となった。警察ではどのような経緯で事故が発生したのか、慎重に調べを進めている。

滋賀県警・大津署の調べによると、事故が起きたのは1日の午前6時ごろ。大津市中庄1丁目付近の県道を歩いて横断しようとしていた84歳の男性が、47歳の男が運転する乗用車と接触した。

事故に気づいた男はクルマを急停車させ、助手席に乗っていた39歳の女性(妻)にクルマから降りて介抱するように依頼した。

女性はクルマから降り、男性を道路脇に寄せて介抱しようとしたところ、2人の存在に気づくことが遅れた後続車が2人を次々にはねた。この事故でクルマに2度はねられるた84歳の男性が死亡。男性を介抱していた女性も頭を強く打ち、意識不明の重体。

警察では最初に高齢者の男性をはねた47歳の男と、2度目の事故を起こした51歳の男をともに業務上過失傷害容疑で検挙し、事故の詳しい経緯を調べている。

現場となったのは横断歩道に押しボタン信号機のある三差路。2台の乗用車が進行してきたのはそのうち片側2車線の比較的広い方の道路だという。

《石田真一》

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