ロンドンやイングランド南西部でバスや鉄道を運営する会社ゴー・アヘッドが、1月までの6カ月の中間決算を発表した。同社の純益は43%の増益となったが、これはロンドンの渋滞課金制度によって、バスの乗客者数が増えたことによるものだという。
ロンドンで実施されている渋滞課金制度によって、朝の渋滞時間にバスを利用する乗客の数は、1年前と比べ、2万9000人増の10万6000人になった。
ロンドンを走っているバスの5台に1台は、ゴー・アヘッドが運営していることもあって、同社の半年間の売り上げは、6億3380万ポンド(1290億円)と前年同期に比べて18%も増加した。このため、純利益も同43%増の4700万ポンド(96億円)となった。
渋滞課金制度は、ロンドン市民からはおおむね支持を得ているが、売り上げが減ったと文句を言っている一部の小売り業者が存在するのも事実。あまり儲けすぎるのも考えものかもしれない。