三菱自動車は、2004年3月期の連結決算見通しの最終赤字が昨年11月発表時の110億円から720億円と大幅に赤字幅が拡大するなどの業績見通しを下方修正した。
昨年11月発表時の今期の通期見通しでは、売上高が2兆6000億円だったが、2兆4700億円に修正したのをはじめ、営業損益が1050億円の赤字、前回発表時620億円だった経常赤字が1150億円となる見通しに業績を下方修正した。
これは米国で収益重視のため、販売金融与信を絞り込んだのに加え、1月に発売した主力商品の『ギャラン』が新旧モデルの切り替えがうまくいかずに在庫が増えたため、下方修正した。
同社の決算見通しの下方修正は今期に入ってから3回目で「見通しが甘い」との批判の声も。