飲酒で猛スピード走行? 川に転落して2人死亡

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15日朝、福島県いわき市内にある矢田川沿いの県道から乗用車が7m下の川に転落し、このクルマに乗っていた男性2人が死亡するという事故が起きた。警察では飲酒運転が事故の発端になった可能性もあるとして調べを進めている。

福島県警・いわき東署の調べによると、事故が起きたのは14日深夜から15日未明に掛けてと思われる。15日の午前7時30分ごろ、いわき市小名浜相子島の矢田川沿いを通る県道を散歩していた男性が、道路に設置された歩行者転落防止用のガードパイプがメチャメチャに破壊されているのを発見した。

不審に思った男性が下を流れる矢田川を覗き込むと、そこには大破したクルマがあり、男性2人が運転席と助手席で倒れているのを見つけ、警察に通報した。

警察が駆けつけた際、クルマに乗っていた2人はすでに死亡していた。共にシートベルトは着用しておらず、フロントガラスを突き破る形となっていた。

運転していた23歳の男性は身動きが取れない状態で川に突っ込んだことによる溺死、助手席に座っていた25歳の男性はガラスを突き破った際に左足の動脈を切断したことによる失血死であることが検死によって判明している。

2人は14日夜に行われた知人の通夜に出席した後、飲食店で食事をし、14日の午後11時ごろに帰宅したという。

直接の事故原因はスピードの出しすぎによってカーブを逸脱。堤防道路から転落したこととみられるが、警察では状況から2人が飲酒を行っていた可能性も高いとして、食事に同席していた同僚などから話を聞いて、原因を特定する作業を進めている。

《石田真一》

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