今回、実験に使われるスマートプレートも、さまざまなバージョンアップが施されている。目玉は低消費電力化だ。
過去の実験に使用したスマートプレートは、電源をクルマのバッテリーからとっていた。当然、取り付けに手間がかかる。新型プレートは、動作電圧を従来より低く抑えたうえ、必要なときにだけシステムを動作させる「ウェイクアップ回路」を新設した。
これにより、「1日50回通信させて5年間は内蔵電池交換が不要」という目標に近づいた。写真のスマートプレートモジュールは既存基盤を使った試作品のため大がかりだが、今回の実験などを踏まえてチップ化を目指していくという。
なお、実用化時の値段は「1セット1000円以内が目標」(自動車交通局)という。