トヨタ自動車が発表した第3四半期(10−12月期)の連結決算は、当期純利益が前年同期比59.7%増の2864億円となった。これで、4−12月期の当期純利益は8110億円となり、通期で1兆円を突破するのはほぼ確実だ。
第3四半期の売上高は同8.2%増の4386億円、営業利益が同11.2%増の4016億円、税金等調整前当期純利益が同43.2%増の4297億円となった。北米、欧州、アジアなど、世界の各市場で販売台数が好調に推移し、大幅な増収増益となった。
新車販売好調などで1000億円、原価低減で600億円の増益効果があり、円高ドル安が進行し為替差損で800億円、労務費や経費の増加で396億円の減益効果を打ち消し、トータル404億円の営業増益効果があった。
4−12月期の売上高は12兆6100億円、営業利益が1兆1695億円と早くも営業利益は1兆円を突破した。
このまま高水準で推移し、当期純利益が1兆円を突破すれば、日本企業で初めてとなる。