ホンダが26日発表した、2003年の四輪車生産・販売・輸出実績によると、国内販売が前年比18.6%減の73万4932台となり、5年ぶりに前年を下回った。販売不振により、国内生産も4年ぶりのマイナスになった。
国内販売は、『フィット』『オデッセイ』『ステップワゴン』などの主力車の販売が軒並みマイナスとなり、前年を大幅に下回った。
ホンダは、当初、03年の国内販売を、過去最高だった02年の90万2658台を更新する94万台と計画していたが、4月の決算発表時に85万台に下方修正。実績は、これをも下回った。
国内生産は、同15.5%減の117万941台。国内販売に加え、輸出も同2.9%のマイナスとなったことから、生産が減少した。
ただ、海外生産は前年比18.8%増の179万7375台と過去最高を記録。北米生産、米国生産、英国生産、アジア生産が、いずれも過去最高になった。日本を含めた全世界生産も、同2.4%増の296万8316台と、過去最高になった。