目撃者を装えば警察から逃れられる…は甘い

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滋賀県警は21日、自分が起こした交通事故を隠蔽しようと、警察に対して自分が目撃者であるかのように振る舞い、通報を行っていた31歳の女を業務上過失傷害の容疑で逮捕した。

被害者は事故から10時間後に死亡しており、今後は容疑を業務上過失致死に切り替えて捜査を進めていく方針だ。

滋賀県警・愛知川署によると、業務上過失傷害容疑で逮捕されたのは愛知川町に住む31歳の女。この女は21日の午前1時ごろ、町内のスナックで酒を飲み、自分でクルマを運転して帰宅しようとしていた際、愛知川町愛知川付近の町道を歩いていた65歳の男性をはねた。

女はその場に一旦クルマを止めたが、目撃者がいなかったことからそのまま逃走した。

しかし、被害者を現場に放置して走り去ったことを不安に感じ、事故発生から15分後の午前1時15分ごろ、自転車に乗って愛知川署に向かい、当直の署員に「路上に男性が倒れている」と通報した。

警察は現場に向かい、被害者が倒れていることを確認。救急隊員に依頼して病院へ搬送するとともに、第一発見者である女から事情を聞いた。

ところが女の供述は二転三転し、目撃した時刻など細部が曖昧だったこともあり、さらに追及したところ、自分がひき逃げしたことを認めたという。女の家からは事故の痕跡も生々しく残るクルマも発見されたことから、警察は女を業務上過失傷害の容疑で緊急逮捕。

事故発生から約10時間後に被害者が死亡したことから、後に容疑を業務上過失致死に切り替えた。

逮捕直後に行ったアルコール検知で、女の呼気からは0.5ミリグラムのアルコールが検出されており、酒気帯び状態でひき逃げ事故を起こしたことは確実とみられている。

女は調べに対して「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた。目撃者を装えば疑われないだろうと思った」などと供述しているという。
《石田真一》

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