車外に放出された同乗者を救出中、後続車にひかれる

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21日朝、大阪府和泉市内の近畿自動車道上り線で、中央分離帯への接触事故を起こしたことで車外放出された同乗者を救出しようとしていた32歳の男性が、事故の発見に遅れた後続車にはねられて死亡するという事故が起きた。

警察では後続車がスピードを出しすぎていたことが事故につながったとして、運転していた36歳の男を業務上過失致傷容疑で逮捕している。

大阪府警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは21日の午前6時ごろ。和泉市伏屋町付近の近畿自動車道上り線で、堺市方面に向かって走行していた乗用車が中央分離帯に接触するという単独事故を起こした。

この事故で乗用車の後部座席に乗っていた24歳の男性が衝突の弾みで車外に放出。運転していた32歳の男性はクルマを急停車させ、放出された男性の救助に向かった。

クルマを運転していた男性は路上に倒れている同乗者に歩み寄り、後方から接近してくるクルマに合図を送りながら中央分離帯側へ避難させようとしたが、そこに36歳の男が運転する乗用車が減速しないまま突っ込んだ。

車外放出された男性はこの際、すでに死亡していたと思われるが、救出作業をしていた男性は約20mほど跳ね飛ばされる形になり、同様に全身を強く打って間もなく死亡した。

現場は緩やかな左カーブとなっているが、後続車の運転者は警察の取り調べに対して「先行車が事故を起こしていたことに気づかず、減速も間に合わなかった」と供述している。

警察では後続車が速度超過状態にあり、衝突の直前まで前方の状況に気づかなかった可能性が高いとして、男を業務上過失傷害容疑で逮捕するとともに、男性の死亡確認後は容疑を過失致死に切り替えて捜査を進めている。
《石田真一》

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