北米三菱自動車のCEO、フィンバー・オネイル氏が『オートモティブ・ニュース』紙主宰の評議会で明らかにしたところによると、三菱では来年以降から北米市場で8人乗り乗用車を発売する計画だという。
これは購入者の年齢層を拡大するための戦略で、現在「アメリカでもっとも購入者の平均年齢が若い」三菱を、ファミリーなどより年齢層の高いグループにもアピールするため。
三菱では次期ダッジ『ダコタ』をベースとしたピックアップトラックの販売も開始する予定で、これに加えて「ニーズがあれば8人乗りを積極的に導入したい」という意向だ。
この8人乗りがミニバンとなるのか3列シートのスポーツワゴン的なものとなるのかなどははっきりしないが、三菱がラインナップを揃えて本格的に米ユーザーにアピールする意志であることは明白だ。
クライスラー色が強いためそれほどアメリカで「日本車の脅威」的な扱いをされていない三菱は、今後の台風の目となるかも。