通過中の電車に軽自動車が突進---2人死傷

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12日夜、埼玉県鷲宮町内のJR東北本線(宇都宮線)の踏切で、通過中の電車に男女2人の乗った軽自動車が衝突するという事故が起きた。

クルマは10両編成だった電車の6両目付近に激突して大破し、運転していた男性が死亡。女性が意識不明の重体となっている。警察では2人の身元確認を急ぐとともに、事故の原因を調べている。

埼玉県警・久喜署の調べによると、事故が起きたのは12日の午後9時25分ごろ。鷲宮町東大輪付近にあるJR東北本線の踏切で、1台の軽自動車が遮断棹を突き破って踏切内へ進入し、通過中の黒磯発池袋行き上り普通電車の側面に突っ込んだ。

クルマは10両編成の電車のうち、中央付近の6両目にある車両に衝突。3mほど引きずられた後、踏切の脇に設置されているコンクリートブロックに弾き飛ばされて大破した。

この事故でクルマを運転していた40歳代の男性が即死、助手席に乗っていた30歳代とみられる女性が意識不明の重体となっている。

クルマは福岡ナンバーだったが、運転していた男性が所持していた運転免許証の現住所は東京都内となっており、警察では身元の確認を急いでいる。

目撃者の話では、クルマは踏切手前でスピードを落とすことなく、そのまま通過中の電車に向かって突っ込んできており、警察では事件と事故の両面で捜査を続けていく方針だ。

《石田真一》

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