意外なことだが、アメリカ人の多くがフォードのラグジュアリーブランド、リンカーンに対して持っているイメージは「空港の送迎リムジンか霊きゅう車」なのだという。
このイメージがついて回る限り、ライバルのキャデラックや輸入ラグジュアリーカーに対抗して販売台数をあげることは難しい。
そこでリンカーンが打ち出したのは、ピックアップやスポーツユーティリティワゴン、2シータースポーツカーなどのバラエティあるラインナップを投入、ブランドイメージをくつがえす、という作戦だ。
リンカーンはデトロイトオートショー(デトロイトモーターショー)で『マークLT』ピックアップ、『アビエーター』SUV、『マークX』などの予告コンセプトを一挙に展示した。