トヨタ自動車は、2004年5月に「ネッツトヨタ」と「トヨタビスタ」を統合して発足させる新ネッツ店の取り扱い車種を08年ごろまでに全て専売車種とする計画だ。同社首脳が明らかにした。
現在、ネッツとビスタが扱う車種は合計28モデルにのぼっている。このうち8モデルがトヨタ、トヨペット、カローラの残り3系列店との並売となっている。
新ネッツでは扱い車種そのものも整理・集約するが、「先進的なトレンドに関心を示すユーザー向けのチャンネル」(首脳)とするため、車種体系を他のトヨタチャンネルとダブらないようにさせる。
トヨタは、新ネッツの店舗看板からは「TOYOTA」の文字をなくすことも決めている。トヨタ系列でありながら、他の3チャンネルとは一線を画したブランド、商品戦略を展開して販売拡大を目指す。