玉突き事故で電柱15本が散乱

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16日未明、熊本県水俣市内の国道3号線で、大型トラック4台の多重衝突事故があり、このうち1台に積載されていたコンクリート製の電柱15本(1本あたり1トン)が散乱。ドライバー3人が軽傷を負うとともに、現場が5時間30分に渡って不通となった。

熊本県警・水俣署の調べによると、事故が起きたのは16日の午前4時40分ごろだという。水俣市桜井町付近の国道3号線で、信号待ちをしていた大型トラックに後方から走ってきた別の大型トレーラーが追突。追突されたトラックが前方の大型トラック2台に突っ込み、合計4台の玉突き事故となった。

この事故によって、大型トレーラーに搭載されていたコンクリート製の電柱15本が対向車線側に散乱した。幸いにも対向車線側にはクルマが止まっておらず、二次被害の発生は避けられた。

ただし、電柱の重さは1本当たり1トン近くあり、回収作業は困難を極めた。事故に遭ったトレーラーも自走ができなくなり、別のトレーラーを手配した結果、現場付近は5時間30分に渡って通行ができなくなった。

警察では事故の発端となった大型トレーラーを運転していた55歳の男から事情を聞いたところ、「前方不注意でブレーキを掛けるタイミングを逃した」と供述。事故に巻き込まれたトラック運転手3人が軽傷を負っていることから、業務上過失傷害の現行犯で検挙し、さらに取り調べを実施している。

《石田真一》

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