大分県臼杵市が救急車の出動を有料化する方向で検討していることが明らかになった。緊急性の無い場合は、利用者に費用を請求する方向で検討しており、実現すれば全国で初めてとなる。
消防庁を所管している総務省によると救急車の出動回数は、全国で年間455万件にも達する。人口3万6000人の同市では、03年の出動回数がすでに1300件を超えている。
同市では、1回3000〜5000円を救急車利用者から料金を徴収し、緊急性がある場合に料金を返還することを検討している。2004年に市議会で、条例案を提出する計画だ。