富士経済は12日、光ファイバーやLEDなどの特殊光源市場に関する実態調査の結果を公表した。自動車分野では、LEDヘッドランプがハイブリッド車やEV(電気自動車)普及の必需部品になる、と予想している。
同調査のまとめによると、自動車用ヘッドライトの光源は、従来のハロゲンランプとHIDランプに加え、LEDを採用する動きが加速している。
すでに日米欧の主要ヘッドライトメーカー各社が、LEDヘッドライトのプロトタイプを発表。03年のフランクフルトモーターショーや東京モーターショーでコンセプトカーに装着された。
LEDランプは、省電力・長寿命という利点があり、ハイブリッドカーやEVの普及が予測されるなかで、今後の実用化動向が注目される、としている。
実車への装着は2005年から始まるとみられ、日本でも06年には認可が下りる可能性があるという。ヘッドライトメーカーなどの開発動向によっては、従来のハロゲンランプからの置き換えが、06年以降、一気に進む、と見ている。