バイク盗んで、燃料切れたら使い捨て---中学生11人を検挙

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愛媛県警は2日、原付バイクを盗んで乗り回し、ガソリンが無くなると空き地などへ放置し、次のバイクを盗むという行為を繰り返していた14歳から15歳の少年・少女6人を窃盗容疑で逮捕するとともに、14歳以下の5人を同容疑で補導していたことを明らかにした。

愛媛県警・松山西署の調べによると、今回逮捕・補導されたのは、いずれも松山市内に住む中学生と、15歳の無職少女の合わせて11人。

この11人は自分たちの足代わりとすることを目的に、市内の民家や団地の駐輪場などから原付バイクを盗みだし、使っていた疑いがもたれている。今年10月1日から11月12日までの間、判明しているだけで21台、総額97万円相当の被害を出していた。

盗む際にはカギを壊して盗んでおり、キーが無くては給油が出来ないことから、11人は「ガス欠したら次のバイクを盗む」を合言葉に犯行を続けていた。ガソリンが無くなると空き地に捨て、その近くで次の獲物を物色するという状態だった。

11人のうち、盗んだ容疑を認めているのは数人に留まっているが、「スリルを感じるために盗んだ」、「バイクを乗り回すことがかっこいいと思った」など動機は様々。さらには「21台しか見つけてないの?」と、さらなる犯行をほのめかす者もおり、警察ではさらなる余罪があるものとみて裏付け捜査を続けている。

《石田真一》

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