暴走族が40人で大乱闘---6人死傷

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10日未明、愛知県豊田市内のパチンコ店駐車場で、暴走族同士によるものとみられる乱闘事件があり、18歳の男性が出血性ショックで死亡。16歳から23歳までの男女5人が重軽傷を負った。警察では現場に残っていた約20人のメンバーから事情を聞いている。

愛知県警・捜査一課、同・豊田署の調べによると、事件が起きたのは10日の午前3時30分ごろとみられている。豊田市青木町付近にあるパチンコ店の女性従業員から「暴走族が大乱闘している。数十人でケンカしていて負傷者も出ている」という内容の通報が寄せられた。

警察が現場に急行した際、駐車場には約20人の暴走族風の男女がおり、その中で数人が倒れていた。このうち6人のケガは程度がひどく、病院に搬送されたが18歳の男性が腹部を蹴られたことによって生じた内出血を原因とする出血性ショックで死亡。他の5人は顔や頭を鈍器のようなもので殴られ、重傷を負った。

現場に残っていたのは豊田市内を拠点に活動する暴走族のメンバーで、死傷者は全員が同グループに所属していた。

このグループは現場となった駐車場に集合してミーティングをしていたが、そこに敵対する別のグループのメンバー約25人がクルマなどで乗り付けた。敵対側のメンバーは金属バットや角材を振り回して暴れ、応戦しているうちに乱闘に発展したという。死亡した男性は少なくとも5人程度から激しい暴行を受けていたらしい。

警察では死傷者が出ていることから傷害致死事件と断定。このメンバーと敵対する暴走族グループの特定作業を進めるとともに、豊田市周辺で活動するグループから任意で事情を聞くなどして逃げた襲撃犯の行方を追うとしている。

《石田真一》

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