東京モーターショーと並行する10月31日から11月3日まで、東京有明のビッグサイトでは「2003東京国際自転車展」が開催された(主催:インタープレス)。自動車以上に身近な存在の自転車は、自動車以上にダイナミックな市場を構成している。
日本市場では日本メーカーと欧米やアジア諸国の商品を輸入する業者が入り乱れ、また企業規模も零細商社から自動車メーカーまでが参入し、それらの商品が販売店では同列に扱われるのも特徴。今回のイベントでは世界19カ国から約260社が出展した。
ここ数年は国内外を問わず自動車メーカーの参入が目立っていたのだが、今年はそれらが減少、電動アシスト自転車を発売するホンダの出展もなかった。多くのヨーロッパの自動車メーカーでは高級ブランドの自転車を発売しているが、それらはディーラーで自動車と並んで販売することが多く、自転車メーカーとは競合しないという判断によるものと思われる。
それでも自動車と少なからず関連するトピックや乗り物として興味深い展示も散見できた。