ハイテクで追突事故を減らせ---AHSが実証実験へ

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国土交通省は29日、走行支援道路システム(AHS)の実証実験を首都高速で始めると発表した。

急カーブ区間として知られる4号新宿線上りの参宮橋区間(カーブ半径88m)に、前方の渋滞状況を感知するセンサーを設置、専用端末を搭載したドライバーに警告を出す。また、基点アンテナと情報提供アンテナ間の移動速度を測るなどして車両速度も検出、スピードオーバーをドライバーに知らせる。実験は約30人のモニターが参画し、10月30日から約1カ月間、実施する。

国交省によると、首都高にある半径200m以内のカーブは270カ所。このカーブ区間だけで、交通事故が年間3000件発生しており、全事故数の2割に達するという。事故渋滞などの影響も加えると、経済損失は約70億円に達すると同省では試算する。

AHSは、旧建設省系のITSプロジェクト。省内には旧運輸省系のASV(先進安全自動車)プロジェクトもある。

《編集部》

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