欧州自動車製造者協会(ACEA)が14日に発表した西ヨーロッパ(EU+EFTA)の9月の乗用車の新規登録台数は、136万3206台と前年同期比4.4%増となった。8月は猛暑でマイナスとなったが、9月は新車投入と値引きにより回復した。
6月、7月、9月と前年比プラスを維持しており、1-9月の累計は、西欧全体で1100万7523台(同1.5%減)と、マイナス幅が徐々に縮小しつつある。
主要国では、スペインが9万2611台(同14.6%増)、イタリアが18万2200台(同9.8%増)と大幅な伸びを示したほか、ドイツが28万4000台(同6.8%増)、フランスが15万5529台(同1.6%増)、イギリスが43万9365台(同1.5%増)、と軒並みプラスとなった。
グループ別では、VWグループが23万5903台(同3.1%増)、PSAグループが18万6437台(同0.6%増)、GMグループは14万1614台(同4.1%増)とプラスになったが、先頃人員削減を発表したフォードグループは15万6932台(同5.1%減)と前年割れになった。
日本メーカー全体では、19万3932台(同10.7%増)となった。トヨタ&レクサス、日産、三菱、マツダ、スズキと軒並み大幅な伸びを示した。