タクシー運転手、走行中に殴打され重傷

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14日未明、大阪府東大阪市内の市道を走っていたタクシーの運転手が乗客を装った男に襲われ、頭部を石のようなものが入った袋で殴打されたうえ、クルマと売上金を奪われるという事件が起きた。運転手は頭蓋骨陥没の重傷を負っている。

大阪府警・河内署の調べによると、事件が起きたのは14日の午前0時30分ごろとみられる。大阪市内のタクシー会社に勤務する58歳の男性運転手から「東大阪市水走付近の道路を走っているときに客を装った男性に襲撃され、クルマと現金を強奪された」という内容の110番通報が寄せられた。

急行した警察官が東大阪市水走4丁目付近の路上に倒れていた運転手を保護。すぐに病院へ搬送したが頭蓋骨を陥没しており、全治数カ月の重傷を負った。

運転手の供述によると、13日深夜にJR新大阪駅付近から乗った35歳前後の乗客が東大阪市内まで走るように指示。東大阪市内の目的地近くまで来た段階で行き先を変更、現場付近に差し掛かったところで態度が豹変。石のようなものを詰めた袋で運転手の頭部を殴打した。

運転手が身の危険を感じて車外に逃げ出すと、男はクルマを奪って走り去ったという。奪われたタクシーは現場から500mほど離れた場所で発見されたが、車中にあった釣銭用の現金4000円程度が入ったバッグが無くなっていた。

警察では強盗傷害事件として捜査を進めるとともに、現場周辺での目撃者探しに全力を挙げている。

《石田真一》

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