病院から出勤!? ひったくりで生計を立てようと

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兵庫県警は8日、生活費を得る目的でひったくり犯罪を繰り返していたとして、尼崎市に住む38歳の男を窃盗容疑で逮捕した。この男、交通事故による重傷を負って入院していた際には、病院から外出許可を貰って犯行を繰り返していたという。

兵庫県警・捜査三課によると、窃盗容疑で逮捕されたのは尼崎市内に住む38歳の男。この男は生活費を稼ぐ目的で原付バイクを使ったひったくり犯罪を繰り返し、昨年4月下旬から今年5月下旬までの間、確認しているだけで98件、総額750万円相当の被害を出していた。被害者は高齢者の女性が中心で、一日に複数の犯行を繰り返した日も多かった。

男は昨年5月に交通事故に遭い、この際に重傷を負った。だが、病院から外出許可が貰える状態まで治癒してからは「病院から出勤」し、ひったくりを繰り返していたとみられ。る

警察の調べに対し、男は「ひったくりが上手くいけば1日あたり100万円近い儲けが出る日もあった。そんなことがあるので働くのが馬鹿らしくなった」と供述しているという。警察では交通事故による入院も保険金などを騙し取る目的で故意に伸ばしていた可能性もあるとして調べを進めていく方針だ。

《石田真一》

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