【CEATEC JAPAN2003】実用化試験が始まった地上波デジタルラジオ

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地上波デジタル放送の導入は目前まで迫ったが、その裏で導入されるもうひとつの地上波デジタル放送がある。それが地上波デジタルラジオ(地上デジタル音声放送)だ。

現在もアナログテレビの7ch帯(190.214286MHzを中心とした約4MHz帯)を使い、試験電波の発射が東京タワーと生駒山から行われているが、今月10日から東京と大阪で実用化試験を前提とした本格的なフィールドテストが開始される。既存のラジオ局やテレビ局が実験プロジェクトに参加しており、実用化された場合のコンテンツが当初からある程度の数で保証されているというのが特長でもある。

デジタルラジオは割り当てられた帯域を音声だけではなく、データ放送に用いることもできる。また、一度に送出できる情報量も1セグメントあたり約300kbsと飛躍的に増加しているため、既存のアナログ波よりも大量の情報をスピーディーに送信できる。

音質についてもCD並みを確保しており、サイズの小さなものであればデータ放送内に映像を盛り込むこともできる。ソニーコミュニケーションネットワーク製の試作端末には液晶モニターが搭載されており、音声コンテンツに合わせた解説などが同時に表示されるようになっている。

現時点ではポータブル型とPCカード型の受信機しか登場していないが、車載型テスト機についても近々登場する予定だという。

《石田真一》

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