【CEATEC JAPAN2003】携帯電話が道案内をしてくれる時代…

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KDDI・au携帯電話のうち、秋冬モデルとなる『A55xx』シリーズ各機種へ専用コンテンツとして新たに導入されるのが『EZナビウォーク』だ。これまでau携帯が備えていたGPS連動機能『EZナビゲーション』のバージョンアップ版にあたるものだが、誘導の精度は非常に高いという。

これはEZアプリ(JAVAアプリ)のひとつ。GPS情報から現在地を把握し、目的地まで音声指示で誘導していくという仕組みはカーナビゲーションと全く変わらない。ヘディングアップはもちろん、リルートにも対応している。

アプリケーションを起動すると1回目のGPS測位を行い、現在地から600m四方の地図がダウンロードされる。以後はGPS機能が常に作動した状態となり、約1分ごとの測位、最初に取得した地図範囲をオーバーした場合の再取得は自動的に行われる。この「自動的に…」という部分がこのシステムのキモなのだが、バックヤードで全ての処理が行われるため、ユーザー側がそれを意識することもない。

最初に取得する地図の範囲である600mという数値は、会場説明員いわく「目的地まで歩いていこうと思えるのはそのぐらいの距離という理由から決まった」とのこと。目的地が600mを超えた範囲に位置する場合には、起終点の地図をまずダウンロードし、終点に関しては数値情報のみを記録。携帯電話内のバッファには通常どおり起点から600mまでの地図を取得。あとはコース進行に従って新たな地図をダウンロードしていく仕組みとなっている。

実験では「東京在住で大阪には一度も行ったことがないグループ」と、「大阪在住で東京には一度も行ったことのないグループ」の双方がそれぞれの街を携帯電話画面での経路誘導のみに従って歩くというフィールドテストを行った。この結果、土地勘が全くない場所でも迷うことなくスムーズに目的地へ到達することが確認できた。

対応機種は秋冬モデルのうちQVGA液晶を搭載した3機種で、全てcdma2000 1Xモデル。来年1月に発売される予定の京セラ『A5502K』には地磁気センサーも内蔵されており、さらに精度を向上させている。

《石田真一》

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