高速道路の回数券を偽造した男、他にも……!!

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大阪府警は1日、身体障害者手帳と障害者有料道路通行料金割引証、阪神高速道路公団の通行券を偽造し、有価証券偽造や詐欺容疑で今年5月に逮捕・起訴された40歳の男が、航空会社の株主優待券やテーマパークの入場パス引換券も偽造していたことが余罪追及の過程で明らかになり、同容疑で9月30日までに追送検の手続きを取った。

阪神高速の通行券も非常に精巧に偽造されていたが、他のチケットについても同様で、換金に使った金券ショップの店員から見抜かれることはなかったという。

大阪府警の調べによると、この男は偽造した身体障害者手帳と障害者有料道路通行料金割引証を使い、高速道路を不正に通行していたとして今年5月に逮捕されている。元々は阪神高速道路公団の通行券(回数券)を偽造したとして逮捕されたが、その過程で身体障害者手帳と障害者有料道路通行料金割引証の偽造が発覚した。

警察がさらに男を追及したところ、これらの偽造だけに留まらず、航空会社の株主優待券やユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の入場引換証、高速バスの回数券、ホテルのギフト券なども偽造していたことが判明した。

これらは自分で金券ショップに持ち込んだり、知人に転売するなどして利益を得ていたが、いずれも偽造されたものとその場で判明することはなく、精度は非常に高いものだったらしい。

警察では男を有価証券偽造や詐欺容疑で追送検したが、取り調べの過程で「紙で作られたチケットであれば偽造できないものは存在しないと思う」と豪語するだけの偽造テクニックは確かに有していたようだ。

《石田真一》

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