六甲おろし歌いながら飲酒ドライブ---溺死

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香川県警は28日、ファンによって主催された阪神タイガースの優勝祝賀会で酒を飲んだ帰りにクルマを運転し、岸壁から海に転落して同乗者を溺死させたとして、さぬき市に住む45歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕した。

香川県警・さぬき署の調べによると、事故が起きたのは27日の午後9時40分ごろだという。さぬき市津田町付近の市道で45歳の男が運転するクルマが道路を逸脱し、隣接する津田港の岸壁から転落するという事故が起きた。

運転していた男は沈みゆくクルマから自力で脱出したが、同乗していた33歳の男性は脱出することができず、引き揚げられたクルマの中で溺死しているのが発見された。

2人は27日の夕方からさぬき市内の飲食店でファン主催によって開かれた阪神タイガース優勝祝賀会に参加。クルマを運転していた男はそこでビールを大瓶で2本、酎ハイをジョッキ4〜5杯飲んだという。死亡した男性とは面識が無かったが、その場で意気投合。自宅まで送っていく最中に事故を起こしたらしい。

取り調べに対し、この男は「阪神タイガースの話で盛り上がり、六甲おろしを歌いながら走っていた。ふと気がついたら目前に岸壁が迫っていた」などと供述しているという。

《石田真一》

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