前後を挟み撃ち、拳銃を突きつける---日本の強盗も外国並み?

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24日午前、福岡県福岡市で走行中のクルマが拳銃を持った4人組の男たちに襲撃され、乗っていた31歳の男性を車内に監禁した上で現金を奪うという事件が起きた。男性はクルマが止まった隙に逃げ出して無事だった。警察では犯人グループが周辺の山に逃げ込んだ可能性もあるとして、山狩りなども行い、犯人の行方を追っている。

福岡県警・(福岡)西署の調べによると、事件が起きたのは24日の午前11時50分ごろだという。福岡市西区女原(みょうばる)付近の市道で、近くに住む31歳の男性が自分の所有するクルマで走っていたところ、前方を走るクルマが突然減速し、それと合わせるように後方のクルマも車間を詰めた状態で停止した。男性のクルマは前後の2台に挟まれる形となったが、直後に2台のクルマから降りてきた4人の男が男性に拳銃のようなものを突きつけ、「後部座席に乗れ」と要求した。

男性がこれに従うと、男たちは男性のクルマに乗り込み、およそ1km離れた西区徳永付近の駐車場までクルマを運転。その車中で「カネを出せ」と男性を脅した。男性は言われるままに現金7万円の入った財布を渡したが、隙をみてクルマから逃走。警察に通報した。

警察では強盗事件として捜査を進めているが、男性のクルマを初めから狙って犯行に及んだ可能性が高いとみている。また、拳銃を使用していることや、前後のクルマで挟み撃ちにするという手口から暴力団関係者が犯行に関与している疑いが濃厚として、付近を捜索するなどして逃げた男たちの行方を追っている。

《石田真一》

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