コイン洗車機の本体を盗んだ少年

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栃木県警は18日、現金欲しさにコイン洗車場からスプレー式の洗車機3台を盗み出したとして、19歳の少年3人を17日までに窃盗容疑で逮捕したことを明らかにした。現金を狙う目的で洗車機本体を盗みだしたという例は過去になく、極めて特殊な形態の犯行となった。

栃木県警・栃木署の調べによると、この少年らは今月4日の未明、栃木市城内町にあるコイン式の洗車場に侵入し、備え付けられているスプレー式の洗車機3台(1台あたりの時価約50万円)を持ちこんだ工具を駆使して取り外し、盗み出した疑いがもたれている。

洗車機のサイズは縦40cm×横65cm×奥行き25cm。重さは15kgで、洗車機としてはコンパクトなサイズだが、決して軽くはなく、持ち運びしやすい形状でもない。

少年らの目的は洗車機の中に入っている現金だったが、3台を合わせても4000円程度しか入っておらず、大掛かりな犯行の割にはたいした収入にはならなかったようだ。洗車場には防犯カメラが設置されており、この記録から少年らの犯行が発覚。クルマのナンバーが決め手となって逮捕された。

取り調べに対し、少年らは容疑を大筋で認めているという。

《石田真一》

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