「ウルトラ3ツ星」登場?---国交省が10月から新認定制度

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「ウルトラ3ツ星」登場?---国交省が10月から新認定制度
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国土交通省は10月1日から、低排出ガス認定の新しい制度を導入する。現行の認定制度が2000年の排ガス規制値を基準にしているのに対し、新制度は05年規制値を基準とする。当面はトヨタの『プリウス』などハイブリッド車や、ごく一部のガソリン車しか適合しない見通しだが、自動車メーカーの開発競争を促進することにつながろう。

新制度は05年規制値に対し、NOx(窒素酸化物)などを「50%削減」したものと「75%削減」したものの2種類を認定する計画。現行の制度では00年規制を50%削減で「2ツ星」、75%削減で「3ツ星」となっている。新基準での「75%削減」は、現行の3ツ星に比べてNOxなどをほぼ半減させる必要がある。

現行の制度に基づくグリーン税制は、今年度から3ツ星のみが減税(自動車税、取得税)の対象になった。しかし、現行のグリーン税制が来年度も継続されるかどうかは未定であり、来年度からは新制度に基づく認定車のみが減税対象になる可能性も出てきた。

《池原照雄》

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