松下電器産業は9日、グラミー賞を受賞したレコードプロデューサー、エリオット・シャイナー氏と共同開発した、純正車載用DVDオーディオシステム「ELS」を開発し、ホンダの北米向けモデル、2004年型アキュラ『TL』から納入を開始する、と発表した。
新製品は、車種ごとに異なる車室空間に最適なサラウンド空間を生み出す高級オーディオシステム。搭載車種が固定される純正オーディオのメリットを生かし、クルマに合せた専用チューニングを施す。サウンドデザイナーに迎えたシャイナー氏は、グラミー賞を5回受賞している、DVDオーディオ録音のパイオニア的存在で、数多くのDVDオーディオ録音を手がけている。
北米市場では、DVDプレーヤーの普及台数が5000万台を突破し、DVDビデオの3分の1がDVDオーディオの機能を備えている。ソフトは35社から700タイトルが発売されており、高音質なDVDオーディオへの関心が高まっているという。