8日早朝、埼玉県鶴ヶ島市内の関越自動車道下り線・鶴ヶ島ジャンクション(JCT)で、圏央道から関越道に合流しようとしたトレーラーがカーブを曲がりきれずにガードレールへ突っ込み、そのまま関越道側に転落、さらに別のトラックと衝突した。
この事故によってトレーラーを運転していた41歳の男性運転手が車外に投げ出されて死亡している。トラックを運転していた58歳の男性にケガは無かった。
埼玉県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは8日の午前5時45分ごろだという。鶴ケ島市藤金付近にある関越自動車道と圏央道が合流する鶴ヶ島JCTで、圏央道から関越道下り線に合流するため、合流車線を走行していた大型トレーラーが緩い左カーブを曲がりきることが出来ず、ガードレールに向けて直進。そのままガードレールを突き破って高さ5mの斜面を横転しながら滑り落ち、関越道の下り本線を横に塞いだ。
さらにこのトレーラーに関越道を走ってきたトラックが衝突。トレーラーの荷台が完全に壊れ、積荷だった清涼飲料水のペットボトルが現場に散乱するというトラブルにも発展した。
この事故でトレーラーの運転手が車外に投げ出され、全身を強く打って間もなく死亡。トラックの運転手にはケガは無かった。現場に散乱したペットボトルは数千本で、撤去には約4時間を要し、その間は関越道・下り線の川越インターチェンジ〜鶴ヶ島JCT間が不通となった。
警察ではトレーラーの運転手がスピードを出しすぎ、合流車線を曲がれなくなったことが事故の原因ではないかとみて、さらに調べを進めている。