気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年9月3日付
●トヨタ、学習用の自動車小冊子を配布(朝日・13面)
●BMW、5シリーズセダンを全面改良(朝日・13面)
●三菱「デリカ」リコール届け出(朝日・33面)
●都市対抗野球 川崎市(三菱ふそう)3年ぶりV、調布市(シダックス)及ばず
(毎日・1、3、16、17、25、31面)
●ゴーン流経営の神髄、「カルロス・ゴーン経営を語る」10日出版(産経・10面)
●開業1周年の丸ビル、駐車場に初、ETC導入(東京・8面)
●くるま第2世紀、「日立自動車」復活、進む電子化、勢力図異変(日経・1面)
●トヨタ「レクサス」専用ライン、2005年導入、販売店研修も別に(日経・11面)
●いすゞ、営業利益250億円、9月中間、単独、国内トラックが回復(日経・17面)
ひとくちコメント
都市対抗野球の決勝戦で三菱ふそう川崎(川崎市)が前阪神監督の野村克也監督率いるシダックス(調布市)を5-4で下し、3年ぶり2度目の優勝を飾った。一昨年に三菱自動車川崎からチーム名を変更してからは初制覇。
大会を主催する毎日は、1面に「大喜びの三菱ナイン」をカラースナップで掲載、「ひと」の欄に垣野多鶴監督、スポーツ面、社会面、さらに、東京地域版でも大きく取り上げていた。今大会では「ID野球」で知られる名将・野村監督の采配が注目されていたが、決勝で力尽き「ノムさん無念」(産経)。
一方、優勝した三菱は、師弟関係にある三菱自動車岡崎もベスト4に残るなど、スポーツではグループ力を発揮した。「本業が不振だから練習時間がたっぷりとれたのだろう」と、ライバルの自動車メーカーから陰口を言われないよう、このパワーを新車の販売力アップにもつなげられるかどうか……。