8月31日早朝、福岡県福岡市のJR博多駅近くの路上で、歩道で立ち話をしていた女性2人がクルマにはねられ、そのうちの1人をボンネットに乗せたままの状態で40mあまり走行するという事故が起きた。
クルマは女性を振り落とした後、別のクルマに衝突するなどの事故を繰り返した。男はかなり酒に酔った状態で、警察では道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。
福岡県警・博多署の調べによると、事故が起きたのは8月31日の午前5時45分ごろだという。福岡市博多区博多駅前4丁目付近の歩道に15〜20km/h程度の速度でクルマが進入。歩道で立ち話をしていた18歳の女性2人に衝突した。
クルマはこのうちの1人をボンネットに乗せたままの状態で約40m走り、その間に蛇行運転を繰り返すなどして女性を路上に落とした。
クルマはさらに走行を続けたが路上駐車していたクルマに激突して前輪をパンク。身動きが取れなくなっていたところを駆けつけた警察官に取り押さえられた。
アルコール検知の結果、男からは酒気帯び相当量のアルコールを検出したために道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕したが、立っていらない状態だったため、警察では酒酔いの可能性もあるとしている。
はねられた女性は2人とも軽い打撲で済んだが、うち1人の精神的ショックはひどく、話を聞けない状態にあるという。