29日午後、青森県青森市内の県道でタクシーと軽自動車が出会い頭に衝突するという事故が発生した。タクシーは現場からそのまま逃走したが、事故から約6時間後、酒に酔った状態で営業所に戻ってきた39歳のタクシー運転手を道路交通法違反の現行犯で逮捕している。
青森県警・青森署の調べによると、事故が起きたのは29日の午後2時10分ごろだという。青森市野内の県道で進行していたタクシーと軽自動車が出会い頭に衝突するという事故を起こした。
タクシーは事故後に現場から逃走したことから、警察では当て逃げ事故と断定。逃げたタクシーの行方を追っていた。軽自動車のドライバーや事故を目撃した人物の証言から、タクシー会社を特定。この会社に対して運転手の所在確認を行ない、ただちに営業所に呼び戻すように依頼した。
運転手は事故から約6時間後の午後8時ごろに会社に戻ってきたが、酒を飲んでいる状態だったため、警察ではアルコール検知を実施したうえで道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。
取り調べに対し、この運転手は「事故を起こした際にも酒を飲んだいた。酔っていてハンドル操作を誤った」などと供述。事故後に酒を飲んだことについても「逃げられないと思って、嫌気を感じてまた飲んだ」などと供述しているようだ。