29日深夜、高知県土佐市内の国道56号線で、飲酒運転のクルマが歩道に乗り上げたまま暴走し、歩道にいた48歳の女性に接触して重傷を負わせるという事故が起きた。
警察ではクルマを運転していた36歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕した。
高知県警・土佐署の調べによると、事故が起きたのは29日の午後10時15分ごろだという。土佐市高岡町乙の国道56号線(通称:土佐市バイパス)で、36歳の男が運転するクルマが突然歩道に乗り上げ、十数メートル走り抜いた。
クルマは散歩のために歩道を歩いていた48歳の女性に接触。女性は弾みで転倒し、右足の骨を折るなど全治約3週間〜1カ月の重傷を負った。
警察官が現場に急行した際、男はかなり酒に酔った様子で立って真っ直ぐ歩けない状態であり、アルコール検知で呼気1リットルあたり0.65ミリグラムという極めて高い数値を検出した。このため警察では男を業務上過失傷害と道交法違反の現行犯で逮捕した。
男は市内の飲食店で酒を飲んで帰宅する途中で、酒に酔ってハンドル操作を誤っ込んだことが事故の原因とみられる。警察では危険運転致傷容疑の可能性もあるとして、慎重に調べを進めていく方針。