列車の直前に発進、踏切へ進入

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27日午後、長崎県愛野町にある島原鉄道の踏切で、85歳の男性が運転する軽トラックが南島原発諌早行きの普通列車と衝突する事故を起こした。この事故で列車の乗員と乗客17人にケガは無かったが、軽トラックを運転した男性は収容先の病院で死亡した。

長崎県警・国見署の調べによると、事故が起きたのは27日の午後1時45分ごろだという。愛野町甲付近にある島原鉄道の遮断機や警報機の無い踏切で、85歳の男性が運転する軽トラックと、南島原発諌早行きの普通列車が衝突した。

列車の運転士は衝突の直前に急ブレーキを使用したが間に合わず、衝突した軽トラックを約85m押し続けてようやく止まった。衝突の弾みでクルマは大破しており、男性はすぐに病院へ収容されたが、脳挫傷などが原因で3時間後に死亡している。

列車の運転士によると、軽トラックは踏切の手前で停止していたが、列車が踏切に差し掛かる寸前に線路内へ進入。運転士はとっさに急ブレーキを掛けたがそのときにはすでに衝突していたという。警察では事故の原因を調べているが、運転していた男性が死亡していることもあり、突然発進した経緯は全くわかっていない。

《石田真一》

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