トヨタ自動車が26日発表した7月の生産・国内販売・輸出実績は、国内生産台数が前の年の同じ月にくらべ2%減の30万3031台となり2カ月ぶりに減少した。国内販売にくわえ、輸出も減少した。
7月の国内販売は、新型車『ウィッシュ』の販売は好調だったものの、既存の主力車の販売が前年を下回り、前年同月にくらべ2.2%減の15万5916台と7カ月ぶりのマイナスになった。輸出も、現地生産が拡大している北米、アジア向けが減少した結果、同2.4%減の15万6954台となり2カ月ぶりに前年を下回った。
好調だったのは、海外生産で、北米、欧州、アジアといった主要地域がプラスになり、前年同月にくらべ23.7%増の20万8301台と19ヶ月連続で増加。7月として過去最高台数となった。これにともない、日本を含む全世界生産も、同7.1%増の51万1332台と19カ月連続のプラスとなり、7月として過去最高を記録した。