日本道路公団が、片桐幸雄四国支社調査役を藤井総裁に対する名誉毀損などで警視庁に刑事告発するであることが22日、明らかになった。公団はすでに片桐氏や文藝春秋社を相手取って損害賠償訴訟を起こしている。
刑事告発により、片桐氏を“犯罪者”として警察当局に捜査と処罰を求めることになる。“幻の財務諸表”問題でバッシングを受けた藤井総裁は、改革本部を新設して民営化への努力をPRする一方、あくまでも公団内の“改革派”を封じ込めて延命を図りたいようだが、逆に藤井総裁の更迭は「時間の問題」(関係筋)とも言われる。