ホンダのフィリピンでの部品生産会社ホンダ・パーツ・マニュファクチャリングは、既存工場に隣接してマニュアル・トランスミッション(MT)の新工場を建設し、19日に現地で開所式を行った。 新工場の生産能力は年間14万台で、建設に伴う投資金額は約20億円。これに合わせて今年度末までに約200人の雇用増を予定している。
ホンダ・パーツ・マニュファクチャリングは、2002年7月から、既存の補修部品工場の一部を利用してMTの生産を開始、ASEAN域内のホンダ四輪車工場向けに供給してきた。今回の新工場によって03年度は6万台分を生産、欧州を中心にASEAN域外の四輪車生産拠点に供給していく。
ホンダでは、低コスト高品質というアジア生産拠点の高い競争力を活用し、世界規模で商品競争力向上を図っていく方針だ。