カーチェイスの結末は相手をナイフで一刺し

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17日夜、神奈川県平塚市内の市道でクルマの運転方法を巡ってトラブルになった男性2人が刃物で刺され、軽傷を負うという事件が起きた。警察では殺人未遂容疑で現場から逃走した男の行方を追っている。

神奈川県警・平塚署の調べによると、事件が起きたのは17日の午後9時ごろだという。平塚市内の市道で34歳の男性が運転するクルマが前方で蛇行運転をする別のクルマを追い越したところ、このクルマが男性のクルマを再び追い越すなど、数回に渡って双方が追い越しを繰り返すカーチェイス状態となった。

数回のやり取りで男性のクルマは再び追い抜かれたが、前方を走るクルマは平塚市追分付近の市道交差点で男性のクルマの行く手を遮るように急停車。直後に若い男がクルマから降り、文句を言いながら男性のクルマの方に歩いてきた。

男性は同乗していた41歳の知人とともに車外に出たが、近づいてきた男は刃物を取り出し、無言で2人の腹を刺したという。2人はともに腹部を刺されたが軽傷で済んだ。男は2人が路上に倒れることを確認すると、悪態をついてからその場を走り去ったという。

警察では交通トラブルを発端とした殺人未遂事件と断定し、逃げた男の行方を追っているが、被害者2人はクルマのナンバーを覚えておらず、捜査は難航しそうだ。

《石田真一》

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